2014年9月25日木曜日

ピンクタクシー☆女性ドライバー ~Shetaxi~



ぶらぶらとコーチンの街を歩いていると、オートリキシャーの女性ドライバーと出会いました。日本でも女性ドライバーは珍しいですが、インドでは女性が運転手として働くのはかんなり珍しい・・・

タクシーを買うお金なんてないから
リキシャーで女性客を乗せてるのよ~♪
とのこと


女性が車を購入できるようローンシステムをとってるタクシー会社も実際にはあるようです。基本的にインドでは会社に属していても自分の車ということなんでしょうか?

私は幸いにも怖い目に遭うことはありませんでしたが、インドではこの10年で現地人男性による女性観光客の性犯罪が急増しており、非常に深刻な社会問題になっています。

日本でも大きくニュースに取り上げられた2012年の現地学生カップルを襲った集団強姦事件後、インドでは女性と高齢者のみ利用できる女性ドライバーのタクシーサービスが注目を浴び、現在は事業拡大せざるを得ない程の人気だそうです!



こちらのペイントデザインは
日本メーカーのSUZUKIがデザインしたのだそうです^^



又、女性の自立を支援しているこの事業は、Rs20,000≒35,000円(贅沢しなければインドでは1ヵ月充分に過ごせる金額です。参考に◆)を目標所得としてにスタートしましたが、開始後5ヵ月間でRs150,000の所得を実現したとのことです。平均してRs30,000≒51000円!!!!!

女性起業家がますます増えていきそうです!

◆家賃(日本でいうワンルーム)10,000円程、ランチ定食(ミールス)150円程、映画150円程、コーラー500mlペットボトル60円、バナナ1本10円、リンゴ1個50円※年々値上がりしています。




Shetaxiの記事→こちら



車内はGPS機能搭載。
ドライバーと乗客向けに緊急連絡ボタンが設置されていて、ボタンを押せば24時間体制の管理室に通知されるシステムだそうです。

昨年末にインド全国で初めて施行されたこの事業は、トリヴァンドラムを皮切りにコーチン、カリカット、バンガロール、ハイデラバードなどの南インドの主な都市で次々展開されていくようで、100台のピンクのタクシーが南インドの都市を走ることになりそうです。首都のデリーでは、同じ事業を求める国民からの声がたくさん上がっているようで、南インドだけでなく今後インド全国に広まっていくと予測されています。

~女性ならではの優しさや気遣い~
というものも事業拡大を促す要因のひとつではないかな~と思います^^安心感が違いますよね!
以前、私が乗ったリキシャーで男性ドライバーから卑猥な言葉をいわれたこともありました。日本人やから何でも許されると思って~(怒)。。!!!途中で降りてやりました。。

この事業はインドに根付いている、ジェンダー問題に対するひとつの意識改革のような、女性としての権利を主張する強い働きになっているのは違いありません。こういう時のインド人の団結力・結束力は見習わなければならないな~と思うのでした^^


女性ビジネスマンの在り方が新たに確立されつつあります。







◆タクシー会社情報◆
She taxi@Genderpark,
Kowdiar, Thiruvananthapuram
Phone: +91-471-2433334


◆参考資料◆

2014年9月15日月曜日

美は習慣に宿る



インド就職が決まった時にお贈りくださった作品


そんなことを示してくださったのは、

高校時代の担任の書道家の先生でした。




手書きで原稿を書いて、

毎日学級通信が配られていました。

教師生活30年間以上、欠かすことなく続けていたのだそうです。

なんとも骨の折れる作業ですが、自分に課した試練だったと仰っていました。

学級通信というより、一枚一枚が作品のように素晴らしかったです。




続ける事の難しさ辛さということを説いてくださった時がありました。


“気持ちが揺らぎそうになった時”

“自分に意思や念を植え付けるんだよ!”

“植え付けて、植え付けて、植え付ける・・・”

“そうするしか、進んでいく方法はないんだ。”




毎日繰り返す中でしか生み出せないものが、そこにはあるんだろうと思います。

ふとした瞬間、周りの方の日々の習慣が美しいと思える時があります。

おそらくそれは、その人がそのものと向き合う、気持ちの強さだったり、重さだったり、

ひたむきさだったり、そういった心の表れなんだと思います。




なんだか尊いですね。





先生の作品は温度を感じれるような、

あたたかいものばかり。

不思議と活力が湧いてきます。



個展にて



個展にて




2m以上もあるお手紙をいただいたことも!さすがです。



授業でつくった作品。今では宝物です

の逸
印子





出逢えてよかったと
心から思える方です♡


2014年9月10日水曜日

思いやりを育む、インドの子育て術







タージマハルへ向かう車中で出逢ったご家族


~元同僚が教えてくれたこと~




日本では、

人には迷惑をかけてはダメですよ

と子供に言い聞かせますが、



インドでは、

あなたはいつも

人に迷惑ばかりかけているんだから

人には優しくしなさいよ

と教えるのだそうです。



なるほど~

思いやりを育てる点からいうと、インドの方があたたかい気がしますね。


もちろん思いやりを一番に子育てされていらっしゃる

お母様もたくさんいると思います!



相手の気持ちになって考えるという習慣は、

日本人が昔から大切にしてきていることですね。



辛く悲しい時にそっと寄り添うような、

思いやりや優しさがありますよね。



もう少しインド人との違いを観察してみたいと思います^^



2014年9月5日金曜日

インドの伝承医学・アーユルヴェーダとは?


アーユルヴェーダと聞くと、おでこにオイルを垂らす“シロダーラ”を連想される方が多いなと感じます。それだけその画のインパクトが強いんですね。シロダーラはアーユルヴェーダ療法のひとつで、脳のリラクゼーションに効果的といわれています。


https://www.keralatourism.org/ayurveda/


アーユルヴェーダは、身体・精神・魂の調和を提唱する人生哲学であり、医学・哲学・心理学・占星術・天文学・栄養学・マッサージ等により不調の原因を探り、体・心・魂のバランスを整え、健康を取り戻すことを勧めています。それらの過程により、自己と向き合い、気づき、自己を知り、解放する。これがアーユルヴェーダの本質だと説かれています。


慈悲と奉仕の精神でアーユルヴェーダマッサージを教えてくださいました、ケララ州にあるアーユルヴェーダセンターの皆さま




『少しの知識でもそれを実践しなさい、実践する人こそ真の知識人です』
釈迦