2016年1月25日月曜日

阿修羅窟を求めて・・・


先月、兵庫県にあります

アーユルヴェーダサロン

シャンティさんのオーナー

クミさんが開かれる

醤教室があるということで、

大阪・富田林辺りまでやってまいりました。





お教室の前に、

以前から訪れたいと思っていた

大阪・河内長野にあります

観心寺さんと

茶処の阿修羅窟さん

に念願叶って訪ねることができました♪








平安時代の初め、

弘法大師空海が

高野山を開くための拠点とする為に、

開創から100年以上経っていた観心寺を

整備されたのだそうです。

その工事の中心となっていたのが、

弘法大師の一番弟子の実恵(じちえ)と

実恵の弟子であった真紹(しんじょう)

という人物だったようです。

真紹は、その後に京都の東寺の長者となり、

永観堂を建てた方だそうです。


ふむふむ( ..)φ
歴史の流れを知るとおもしろいですね~!



当時の真言宗の主なルートはこちら

高野山


観心寺


飛鳥・川原寺


奈良・東大寺


京都・東寺


高野山から京都まで、1日40キロ歩いて

4日で行き来していたようです。



なんといっても、

こちらのお寺について特記すべきことは、

国宝や重要文化財の多さです。


室町時代初期に建てられた金堂(国宝)


12の重要文化財がある霊宝館へと続く道


後村上天皇御旧跡


又こちらのお寺は、

楠木正成のゆかりの地でもあります。



建掛塔(重要文化財)
楠木正成が三重塔を計画して建てられたが、
湊川で亡くなった為、完成せずに
名の通り、“建てかけ”のまま今に伝わる。

重々しくも清らかな空気が

流れているように感じました。



そして、参拝後は、

観心寺さんの前にあります

茶処 阿修羅窟さんへ




お座敷に入ったとたん
火鉢の温かさがほっとします(〃´∀`)

縁側からの景色は
静かで穏やかな眺めでした







こちらのお店は、

古代インド社会科学、インド伝統医学、

真言密教の研究家でいらっしゃる佐藤任氏が

昭和30年築の古民家を改築して

開業したお店のようです。



以前、著書を拝読したことがありまして、

インドについて深く研究された方が

辿り着く日本の場所とは

どんなところなんだろうか?



そんな好奇心に動かされ

訪れたところは、





長閑な風景を望める

すこしの不便さもあるけれど

それを上回る

素朴なありのままの豊かさがあって

人の丁寧さが心で感じられる

そんな満ち足りた穏やかな場所でした。





初めて伺った観心寺さんやったのに、

「いや~ご無沙汰してます~」

って言われたもの

なんか嬉しかった^^


2016年1月15日金曜日

無財の七施



トリヴァンドラム・イーストフォートの
アンティークショップにて



~雑宝蔵経 無財七施~


和顔施
にこやかな笑顔で接しましせう


愛語施
温かい言葉で呼びかけましせう



慈眼施
いつくしみの眼で見ましせう


心慮施
相手の身になって心を配りましせう


捨身施
体をもって尽くしましせう



房舎施
快く場所を貸しましせう


床座施
気軽に席を譲りましせう


簡単そうで難しいものですよね、

でも、穏やかな心で過ごしていきたいです。




ひとりの想いや力というのは

本当にわずかで、

届いているのか

確認することが

難しいものですが、


沢山の方々に支えられているな~と

感じずにはいられない

今日このごろです。



こつこつとマイペースに

深呼吸しながら

やってまいります。



本年も何卒よろしくお願い申し上げます。