2016年8月20日土曜日

受け継がれる港町のランドリーサービス


インド全土でも数少ない洗濯集合施設のご紹介☆

南インド・コーチンの港町フォートコーチンにあるこちらの施設では、このあたりの宿泊施設のシーツや一般顧客からの洗濯物を請け負っていらっしゃいます。個人で顧客と契約しているのか、施設が顧客と契約しているのか、聞きそびれてしまいましたが、施設にRs10支払えば場所を貸してくれるのだそうです。もし電化製品を使いたい場合は追加料金を支払うのだそうです。

元をたどれば、オランダ軍が隊員の制服を洗濯するために敷地を買い取ったことから歴史が始まったようですが、こちらの施設は1976年に設立されました。


立ち寄った時間が夕方だったので
すでに乾いた洗濯物をアイロンしたり
風呂敷に包んだりされていました。
雨が降ってる時はこちらの中に干すのだそうです。

【10kgもの重さのアイロン】
乾燥したココナッツの繊維を底に詰めて
マッチに火をつけ中に入れると
暫くすると底が均等に熱くなるのだそう。
この重さでプレスがきれいにいくのだそうです。
博物館で見たことありましたが、
今も実際に使われているなんて!
私は片手でアイロンを操作することすらできなかった~


超ベテランのおねえさま☆
テレビドラマに夢中のご様子。
手が止まってしまって、
お洋服がこげてるんじゃないか・・・
そればかり心配だったわたし◎笑
テレビの横のお兄さんはお昼寝されていました♪


こちらはメインの洗濯場☆
各ボックスに蛇口と台が設置されていました。
朝方は一斉に洗濯が行われるようです。

こちらは乾燥機☆
雨季の時期に活躍するようで
電気で稼働します。





インドの伝説的"スーパースター"
☆ラジニ・カーント☆のポスターが!
至るところに映画のポスターが貼られているインドですが、
こういう施設にも貼られているとは~◎
どれだけ彼が国民に愛されているのかよくわかります。

南インド出身のラジニカーントは、
庶民階級から映画界にはいった俳優さんで
その活動は映画だけにとどまらず、
病院や学校を設立したり、貧困層や非差別女性の支援活動もされています。
国民から支持される一番の理由は、彼の人間性なんですね!

洗濯干場☆
午前中は一面に洗濯物が広がるのだそうです。

強風にも耐えるように
竹で組まれていました。

洗濯紐はココナッツの皮の繊維が使われていました☆
ツイストした2本の紐の間に洗濯物を挟みます。
摩擦の作用で、風が吹いても絶対に落ちることがないようです。

仕上げた洗濯は
自転車の荷台積まれて
お客様のもとへ運ばれていきました♪

近ごろは若い働き手がいないようで労働者の平均年齢が上がっていく一方だそうです。将来的には、洗濯機や電気式アイロンの普及など、働きやすい環境づくり、労働力の普及を目指しているようです!

南インドからレポートでした~☆


最後にラジニ・カーントが一世を風靡した映画!
日本でも観れるので是非~♪