2015年11月22日日曜日

ケララ州・トリヴァンドラムはインド宇宙開発の発祥地


昨年2014年9月24日、インド宇宙研究機関は惑星探査機を火星周回軌道上に投下させることをアジアで初めて成功させたとして、インド中が歓喜に沸いたというニュースが世界中に大きく報道されました。インド独自の技術の高さが実証されたということですね。

しかもプロジェクト着手から打ち上げまでわずか1年5ヵ月で実行されたようです。

モディー首相が『我々の宇宙計画よりもハリウッド映画を作成する方が遥かに大きなコストだね』と話したように費用もアメリカの同様プロジェクトに比べ1/10のコストで達成されたとのことです。

驚異のスピートと低費用で成し遂げられたんですね。(人件費の違いによるものがかなり大きいんだと思います)

Wikipedia:MarsOrbiterMission


現在、インドの宇宙開発機関の拠点はバンガロールにあるのはよく知られていますが、実はインドの宇宙開発の発祥地はケララ州・トリヴァンドラムなんですね。以前勤務していたテクノパークの近くアラビア海に面したところに宇宙センターがありました。こちらの施設はインド宇宙研究機関で最も大きい施設とのことです。


Welcome to Vikram Sarabhai Space Center


1962年にインド宇宙開発の父と呼ばれる物理学者のヴィクラム博士が射点の場に選んだのが昔は漁村だった、ケララ州・トリヴァンドラム近くにあるサンバという所でした。それから10年程でアメリカやロシアに肩を並べる程に発展していったようです。インドで行われている宇宙開発は人類発展貢献の為であると当時から一貫した方針で進めているとのことです。

当時のインドは貧困で宇宙開発だなんて夢の世界だったに違いありませんが、一方で国民に希望や勇気のような、生きる原動力を与えていたのではないでしょうか。


インド宇宙開発の父と呼ばれるヴィクラム・サラバイ博士
この方がいまのインドの宇宙開発の基盤を創り上げたといわれています。


現在、この宇宙センターでは新たな宇宙船の開発もしていて、2017年までに月、火星、金星への58件の無人宇宙計画を進めているとのことです。トリヴァンドラムには次世代を担う宇宙開発育成にも力をいれていて専門学校もあります。いつか宇宙開発を目指す若い日本人がここを訪れる日がくるかもしれませんね^^

勝手にワクワクしちゃいます~♪

参照:http://www2a.biglobe.ne.jp/~mizuki/space/space.htm

2015年11月21日土曜日

こんなときは ^^






あ゛~~~!!!!


あ~ぁ~。。



一時間に一本くるかこないかのバス・・・




まぁ~



チャイでも買って



座って本でも読んで待つか~



ケララの田舎にいくとこんな感じです。



のんびりいきましょ~かね~◎








★旅行のアドバイス★


鞄に本は2~3冊入れておくといいですよ!





2015年11月15日日曜日

ケララの職人の手志事







『ナマスカーラム~♪』

といいながら、

いつも家具屋さんのお仕事の

邪魔に入っていた、わたし♪

いつでも温かく笑顔で迎えてくれる

憩いの場所でした^^




職人さんの器用な手捌きを

じっと眺めると

ビシッと気が引き締まるような

その方の心が直接伝わってきます。



一度このベッドで寝たことがあるんですが、

(細かく編みあげたもの)

それはそれは、

まさに夢心地のような

ソフトな寝心地で、

すーっと眠りにつきました。











インドではよくプラスチックの椅子が

使用されるのですが、

やっぱり時間をかけて、

思いをこめたものは、

ぬくもりがあっていいですね~♪



2015年11月11日水曜日

五大元素 ~高野山とアーユルヴェーダ~



六大無碍にして、常に瑜伽なり。 
空海 『即身成仏義』


先代のお参りに高野山へ行った際に

お坊さんから伺った真言密教のお話が

アーユルヴェーダの世界観とまるで同じだと、

ハッとしたことがありました。


アーユルヴェーダの根源にある五大元素は、

あらゆるところに存在しているのだと。

気づきを与えていただきました。




何かと何かがひとつに繋がる。

子供のようですが、そのちいさな発見は

いつでも私にとって喜びであります。




六大無碍にして、

常に瑜伽(ゆが=ヨガ)なり。

六大とは、地・水・火・風・空、

そして心が加わり、六大となり、

すべて互いに調和しながら存在している。

とお大師さまはお考えになられました。

とお話くださいました。





こういう石碑が高野山奥の院にはたくさんあります。
文字は梵字で書かれているものが多いです。
(写真撮ってなかったので絵でご容赦ください(^^ゞ)



高野山奥の院によくみられる

供養塔の五輪塔ですが、

地・水・火・風・空を表すもの宗派を超えて、

平安時代後期に石塔として流行したようです。

多くある石碑の中でも戦国武将の名に

つい目が留まりますが、

多くの庶民もこれを欲したのだそうです。

なぜか?

それは、五輪塔を建てることにより

修行をせずとも極楽浄土へ往生できると

考えられていたからようです。



五輪塔はインドや中国に遺跡は

確認されていないことから、

日本独自に作り出されたものと

考えられているようです。

昔のひとは宇宙をこう考えたのかと、

しばらく突っ立って眺めていました。




聖地奥の院では、

戦国武将たちが横に一緒に並ぶ

不思議な光景に出あいます。

ここには敵も味方も上も下も

時空間の境さえなくなってしまうようです。

時代、身分、宗旨をも超え、

存在することができる。



いつの時代も誰もが

ここにたどり着くことを

夢にみたのかもしれません。



これが空海が未来に示された

『調和して存在する』

ということなのでしょうか。