2014年10月25日土曜日

『不足の美』




千利休とゆかりのあるお寺

『大徳寺』周辺をぶらっと散歩。

青々しく綺麗に生る紅葉にうっとりし、

地面に強く根付く植物の生命力にハッとされられました。





これ以上削り落すことはできなという

極限まで不要なものを取り除いき、

精神追求に重きをおき、茶の道を完成させた、

茶人千利休。





お茶のときだけでなく、

日常生活にも通ずる

大切なことを伝えていらっしゃいます。






=利休七則=

茶は服の良き様に点て

炭は湯の沸く様に置き

冬は暖かに夏は涼しく

花は野の花の様に生け

刻限は早めに

降らずとも雨の用意

相客に心せよ







当たり前のことが最も難しいことであると。

完全とは、簡単に成せるものではないと。

日々積み重ね、精神を整え、

より完全に近い状態を追求することと。

終わりのないことであると。






ありのままに

無垢なこころで

相手を想い、憂いに備え、ゆとりを持つ

そして、二度と訪れる事のない今瞬間を味わう・・・


心に留めておきたいと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿