たくさんのジャスミンを纏う花嫁さん 知人の結婚式にて |
Jasmine:英語
Mullapu:マラヤラム語
Mallika:サンクリット語
茉莉花:中国語
漢字はサンクリット語から由来
白ジャスミンの花ことば
「温順」「柔和」「好色」
ジャスミンの花は、ヒンドゥー教では神へ奉献品として供えられます。
南インドの結婚式では白いジャスミンの花は純度と優雅の象徴とされてます。結婚式に招いていただいた時の記憶では新郎新婦にかけるフラワーリースや新婦の髪飾り、フラワーシャワーとして使われていたように思います。南インドでは、ココナッツオイルで手入れられた艶やかで長い髪であることが美しい女性の条件のようですが、結婚式にはその美しさをジャスミン花を飾り、お披露目するような機会なのかもしれませんね。
結婚式に限らず、南インドの女性は髪飾りとしてジャスミンの生花をつけていますね。香り高いジャスミンの花は香水代わりのようですが、その他にストレス軽減や意欲向上の効果もあるようです。
ジャスミンを髪飾りにするのは、昔の習慣だとか、古くさいと思っているインド人もいるようですが、お寺が多く伝統を重んじる南インドでは、神への信仰の強さがこういったところに表れているのではないかと思います。
◆豆知識◆
ジャスミンの香りが一番強いのは夜だそうですが、夜に摘み取られた花は日中陽に当たっても香りが蒸発することはないのだそうです。